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動画共有のコスト比較|クラウドはユーザー課金と容量課金どちらが安い?
「人が増えるたびにコストが上がる」問題
クラウドサービスの料金体系には大きく2種類あります。ユーザー数課金と容量課金です。
SlackやNotionのようなビジネスツールの多くは「1ユーザーあたり月額〇〇円」というユーザー数課金モデルです。少人数のうちは気になりませんが、チームが大きくなるにつれてコストが比例して増えていきます。
動画制作の現場では、プロジェクトごとに関わる人数が変動しやすいという特徴があります。
社内のディレクター・編集者・営業担当
外部のカメラマン・音声・グラフィックデザイナー
クライアント側の確認担当者
1プロジェクトで10〜20人が素材にアクセスするケースも珍しくありません。ユーザー数課金のサービスを使っている場合、「クライアントにも確認用アカウントを渡したいけど、コストが増えるから躊躇する」という状況が生まれがちです。
ユーザー数課金 vs 容量課金|どちらが安い?チーム規模別に比較
実際にどれくらい差が出るか、チーム規模別に試算してみます。
想定:動画制作会社・10名チームの場合
サービス | 料金体系 | 月額コスト(目安) |
|---|---|---|
Box Business Plus | 1ユーザー3,474円× 10名 | 約34,740円 |
Dropbox Professional | 1ユーザー2,400円× 10名 | 約24,000円 |
GURI(5TB) | 容量課金・ユーザー数無制限 | 40,000円〜 |
※2026年3月時点
一見GURIの方が高く見えますが、ユーザー数が増えるほど差が縮まります。
想定:20名チーム(外部スタッフ込み)の場合
サービス | 月額コスト(目安) |
|---|---|
Box Business Plus | 約69,480円 |
Dropbox Professional | 約48,000円 |
GURI(5TB) | 40,000円〜(変わらず) |
※2026年3月時点
20名を超えると、容量課金のGURIの方が安くなります。外部スタッフやクライアントを含めると実際に関わる人数はさらに多くなるため、チームが大きくなるほどコスト優位性が出てきます。
ユーザー数を気にしなくていいと、何が変わるか
コストの話だけでなく、運用面でも大きな違いが生まれます。
外部スタッフへのアクセス共有が気軽になる
ユーザー数課金の場合、「この案件だけ参加してもらう外部カメラマンにアカウントを発行するか」という判断が毎回発生します。コストを気にして共有を省略した結果、メールやSSDでのやりとりが増えてしまうケースもあります。
ユーザー数無制限であれば、関わる全員にアクセスを渡すことができ、素材の受け渡しフローがシンプルになります。
クライアントの確認用アカウントを無料で発行できる
クライアントに素材を確認してもらうとき、メールにファイルを添付したりDropboxのリンクを送ったりするのが一般的です。ユーザー数課金のサービスでクライアントにアカウントを渡すと追加費用が発生しますが、ユーザー数無制限であればその心配がありません。
クライアントがブラウザ上でmxf/movを直接確認できる環境を作れると、確認フローのスピードも上がります。
人の出入りが多くても管理コストが増えない
制作会社やフリーランスチームでは、プロジェクトごとにメンバーが変わることが多くあります。ユーザー数課金だとアカウントの追加・削除のたびにコストを意識する必要がありますが、無制限であればその管理が不要になります。
動画制作クラウドを選ぶときの3つの確認ポイント
ユーザー数以外にも、動画制作クラウドを選ぶ際に確認しておきたいポイントをまとめます。
① 動画特有のフォーマット(mxf・mov)に対応しているか
一般的なクラウドストレージはmxfやmovのブラウザプレビューに対応していません。ダウンロードして確認する手間が毎回発生します。
② 大容量の転送速度は十分か
100GB以上の素材を頻繁にやりとりする場合、転送速度はワークフローに直結します。一般的なクラウドでは数時間かかるケースもあります。
③ セキュリティ要件を満たしているか
機密性の高い映像素材を扱う場合、アクセス権限の管理やログインセキュリティの仕様を確認する必要があります。
実際にコストを下げるための3ステップ
現在使っているクラウドサービスのコストが適切かどうか、以下の手順で確認できます。
ステップ1:現在の月額コストを計算する
今使っているサービスの「1ユーザーあたりの月額」×「アカウント数」を計算してください。契約しているアカウント数だけでなく、実際に使っているアカウント数も確認します。使われていないアカウントが残っているケースは珍しくありません。
ステップ2:本当に関わっている人数を洗い出す
直近のプロジェクトを1つ選び、実際に素材にアクセスした人を全員リストアップします。社内スタッフだけでなく、外部カメラマン・音声・グラフィックデザイナー・クライアント担当者も含めてください。多くの現場で、この数字は「契約アカウント数」より多くなります。アカウントを発行していない人へはどうやって素材を渡していたかも合わせて確認します。
ステップ3:容量課金サービスと差額を出す
ステップ2で出た人数をユーザー数課金サービスの単価にかけて、現在の月額と比較します。外部スタッフやクライアントにもアカウントを渡す前提で計算すると、実態に近い数字が出ます。
まとめ
クラウドストレージのコストはユーザー数によって大きく変わります。動画制作のように関わる人数が多い現場では、ユーザー数無制限・容量課金のモデルが総コストを抑えやすい選択肢になります。
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